日本一周の旅〜カルぺ・ディエム〜

元保育士が、自転車で日本一周します!

ゆっくり観光②

今日から2ヶ月目に突入しました。ぜんぜん実感湧きません(笑)まだ旅に出たばっかりの気持ちです(笑)

以前、気持ちが乗らないとブログに書きましたが、一過性のものでした。心配してくれた方ありがとうございます。お騒がせしました。


いろんな場所を観光しました。当初の予定は、城跡と駅のみだったのですが、目に入った気になるところに寄り道ばかりして、ひたすら巡りました。盛岡城、資料館→もりおか啄木・賢治青春館→じゃじゃ麺→盛岡駅→福田パン→松ぼっくり。ブログには書きませんが、他にも生地や銅像、建物跡など行ってます。


盛岡城は、盛岡藩初代藩主の南部信直によって築城を計画した城で、完成までに約40年もかかったそうです。

ここの特徴は石垣で、浅野長政に教えてもらったようです。ちなまに浅野長政は、秀吉の元で、石田三成らと五奉行を務めた人です。

南部の始まりは源氏で、源光行がはじめて南部を名乗ったようです。

はじめは藩の財政がよかったのですが、元禄大飢饉で悪化し、何とか踏ん張っていました。そんな中、10代利正の急死で、利敬は3歳にして藩主となったそうです。恐らく側近がいろいろと動かしていたんだろうと思いますが、前職で見ていた3歳児の子が藩主ってイメージすると、なかなかすごいことだなと。

ちなみに、幻の盛岡藩札(七福神札)というものがあり、2年で使用禁止になったそうです。

そういえば、教えてもらった通りで、ここら辺はすごくきれいに咲いてました。

烏帽子岩というのもありました。


もりおか啄木・賢治青春館は、地図で検索していて見つけました。資料もそれなりに充実しているのに無料なんて、気前良過ぎます。

石川啄木の欄で、「教育の真の目的は、『人間』を作ることである。(略)智識を授けるなどは、真の教育の一小部に過ぎぬ。」というものがありました。個人的にその通りだと。いくら勉強できても、人間性や社会性にかけていてはダメ。勉強は、自分のやりたい分野を探すために学ぶ節が強い気もするし、それ以上に社会に出てやっていける術の方が大切だよなと。


じゃじゃ麺。観光中に行列を見つけ、時間もあったので30分くらい並んで食べました。食べ終わったら生卵をといて(きゅうりとみそを適量残しながら食べるといいようです)、チータンタンというものを頼めるそうです。チータンタンとは、麺の茹でたお湯を入れたタマゴスープのことでした。


そして盛岡駅。


福田パンと松ぼっくりはおいしいと教えてもらい、行くことにしました。

↑すりおろしりんごとクリーム(福田パン)

↑バニラとブルーベリー(ジェラート)

のんびりと岩手観光

早く出られたんですけど、昨日のこともあったから昼までのんびりして、それから出発しました。

鳥谷ヶ崎城(花巻城跡)→宮沢賢治記念会館→イギリス海岸で移動しました。


鳥谷ヶ崎城(花巻城跡)は、地図でルートを見ていたらたまたま見つけて行くことにしました。

↑本丸跡

↑本丸御井戸跡

↑復元された西御門


見学し終わって戻ってくるとやられてました。袋に縛って後で捨てようと思っていたゴミを、カラスにめちゃくちゃにされちゃいました…。全てがきれいなゴミだったからよかったのですが、後始末が大変。


次に宮沢賢治記念館へ。

行く途中にシカ(?)がいました。はじめは家の庭にいたから、なにか食べに来たのかもしれないですね。家の人からしたら迷惑ですが…。


そして、近くまで来たはいいものの、手持ちのお金がないことを思い出しました。手持ち500円とちょっと(笑)近くの引き出せるとこと入館料を調べてたら、まさかの入館料350円。安くてよかったです(笑)

着いてから駐輪するところを探していると、駐車場のおじちゃんが、そこ止めといていいよ!俺が見とくよ!と。優しすぎる。


宮沢賢治は童話や詩が有名ですが、短歌、俳句、歌曲、戯曲、短篇、絵画、教材用絵図、花壇設計と、多くのジャンルに興味を持っていたんですね。

石川啄木やアインシュタインなど、いろいろな人の影響を受けて世界観を変えていくことで、多くの作品が生まれたそうです。

そして病に倒れ、最後に残したメモ書きが、有名な『雨ニモマケズ』の詩で、心からの願いだったのかもしれません。

『注文の多い料理店』に出てくる山猫軒のお店もありました。

記念館からイーハトーブ館へ行くまでの道のりもよかったです。

そして、イーハトーブ館。


イギリス海岸は、地質的にイギリスのドーバー海峡と似ていることから宮沢賢治が名付けたそうです。記念館に載っていたので来てみました。昔はちょくちょく露出して見えたそうですが、今はダムができてからなかなか見られないそうです。

地質が見られた時はこんな感じだそうです。


こんな渡るところも発見し、その奥にも行きたかったので、行き帰りと2回渡りました。石と石の間隔が広くて大股で歩く感じだったり、川の流れがあったので、意外と怖さはありました。

そういえば、子ども3人がスケボを坂道から下るって練習していて、それをお母さんが見守っていたんですけど、たぶん3歳くらいの子がすごく人懐っこいのか、ニコニコしながらこっちをずっと見て手を振ってきて、スケボに乗りながらも不安な足取りでちょこちょここっちを見てきて、癒されました。すごくかわいかったです。


夜、コンビニに地酒あったらいいのになぁ!なんて考えてたらあるんですね。即買っちゃいました(笑)

気持ちが乗らない

ポカポカのいい天気。むしろ暑いくらいでした。


今日はえさし藤原の郷を観光しました。ここは、ロケ地やみんなに楽しんでもらおうと造ったそうです。なぜ江刺なのかというと、藤原清衡が江刺で生まれたからだそうです。

広くて見て回るのは大変ですが、子ども向けにウルトラマンショーをやっていたり、トリックアートもあって、家族や友達と来たら、より楽しめるかもしれません。

また、平安時代の着物を着て人形に紛れて写真撮影できたり

ゲームも体験できました。


最初でも言いましたが、温かいので、すごく眠くなりました。今にも寝たい感じで、どこか上の空になってしまいました…。


そしてずっと気持ちが乗らないんです。

移動する周辺には歴史が残っている場所が多く、城跡や遺跡などがたくさんあったんですけど、なんか行く気になれませんでした。


いつもなら、

あ、こんなのあるんだ!行こう!

気になる!行こう!

なんだこれ?行こう!

ってなり、確実に見に行きます。


でも今日は、

へー…今日はいいや…

って通り過ぎてました。


しかし、足取りはむしろ、いつもよりいい方なんですよ。上り下りのアップダウンはあった道のりも、20kmが50分かからなくて、逆に足が軽くて驚きました。それなのに気持ちが持っていけない。眠い。なんなんだろう。

ちゃんとご飯は食べたし、定期的にあめを舐めるようにしているのでハンガーノックとかではないと思います。

天気はよかったから日射病かとも思ったけど、出る前からその気はあったんです。疲れてるのかなぁ。よくわかりませんが、明日はちょっとのんびりしながら進みたいと思います。


それと夜ご飯を買って、少しのんびりしていたら、いわゆる元ホームレスの方、10数年前に、10数年間経験したことがあるという方に話しかけてもらいました。当時のこと、寒さや空腹、出会い、優しさ、寝床など、本当いろんなことを教えてくれました。そして、人間はなかなか死なないから大丈夫!と笑って話していました。経験が経験なだけに、とても深いお話でした。