日本一周の旅〜カルぺ・ディエム〜

元保育士が、自転車で日本一周します!

群馬観光

前回のブログで書きましたが、わいわい酒場gooの方に本当に良くしてもらい、寝る場所も、雨風しのげて、暖かくて、誰も来なくて…普通の生活なら当たり前なんだけど、何の気なしに生活していると、そんな当たり前を特に気に止めずに過ごしており、ありがたさなんてあまり感じませんでした。安心して眠れたからこそ、寝袋に入ってからの記憶が何にもないので、すぐ寝てしまったんだと。

今朝も、ぐっすりでむしろ起きられず、店長さんが起こしに来てくれました。朝ごはんまで用意しててくれ、そこの(近くのビジネスホテルの)お風呂に行ってきな!って言ってくれ、朝支度の準備も手伝ってくれて、本当に気前よ過ぎ…!なんかこの気持ちを文章で残すには自分の語彙力では無理でした。感謝以外の言葉が出てきません。このお店を選んでよかった。


朝から気持ちのいいスタートだったので、観光が捗りすぎて、移動距離は多かったものの金山城にも栃木県道にも入れず(笑)まぁ時間はあるし、少しでも興味を持ったものは立ち止まって体感したいと思います。

今日は、生品神社→反町館跡(照明寺)→世良田東照宮、長楽寺→田島弥平旧宅→渋沢栄一生地 中の家(埼玉県)→満徳寺(縁切寺)→焼きそば、焼きまんじゅう、というふうに観光しました。


はじめは新田義貞の縁の地(新田荘)を巡りました。すべてだと多すぎておそらく一日ちょいかかってしまうので、気になった数カ所だけ。

生品神社は、義貞が後醍醐天皇の綸旨を受けて、鎌倉幕府を滅ぼすために挙兵したところ。

反町館跡(照明寺)は、義貞の居館の一つで、北条氏が金山城攻めの際に本陣として使用したとのこと。

世良田東照宮は、徳川氏発祥の地。さらに徳川家康の先祖に、新田氏の始祖義重がいるとのこと。


田島弥平旧宅は、行く予定になかったのですが、新田義貞巡りをしていて意外と近いということが判明し、急遽行くことに。ここの見学は、以前行った富岡製糸場と、高山社跡での詳しい説明があったおかげで、これが〜か!と理解が早かったです。

そういえばここに向かう途中に、埼玉をまたぐ必要があり、県境の看板ここにはちゃんとありました(笑)


渋沢栄一生地 中の家(埼玉県)も行く予定になかったのですが、高山社跡でつながりがあるとのことで、近いし、少し余裕があるから軽く見て出ればいいと思って行くことにしました。しかしそれが大間違いで、ここでも大変丁寧に説明してくれ、その話が上手でわかりやすいし楽しかったからよかったものの、1時間ほど滞在したため、結局金山城には行けませんでした。それでも、渋沢栄一や家族のこと、周辺地域のことなど、おもしろい豆知識がたくさん聞けて楽しかったです。


満徳寺(縁切寺)は、渋沢栄一生地のガイドの人にいいよ!って押され、もう金山城には確実に行けないので、ここに行くことにしました。しかし、資料館には時間的に入れませんでした。ここは、不法な夫から妻を救済するという縁切りを家康から認められた駆け込み寺だそうです。


夜ご飯に、やっと名産を食べられました。焼きそば、焼きまんじゅう、ケンミンショーで取り上げられたことがある岩崎屋。ここの焼きそばのサイズ表記がおもしろくて、注文してみたい気持ちもありましたが、さすがに食べ切れる自信もないし、断念…(笑)結局ジャンボにしてみました。麺が太くてモチモチした食感で、食べ応えありました。食べ終わってお腹に少し余裕があったので、焼きまんじゅうも頼みました。これもすごくおいしかったです。でも持ち帰りでもよかったかも(笑)

優しさ

今日でちょうど1週間が経ちました。

朝、道の駅にいて、ありがたいことにたくさんの人から声をかけてもらい、声援を送ってくれたり、事故とかにならないようにこうした方がいいよ!とかアドバイスをしてくれたり、こっち行くならこの道が行きやすいよ!って詳しくルートを教えてくれたり、差し入れしてくれたり…。自分のことのように本当に親切にしてくれる方が多くいました。関わりが今日だけで終わってしまう方も多いと思うと寂しいですが、この先、その話したことがなくなるわけではなく、いつまでも記憶として残っているので、この気持ちを忘れないようにしたいと思います。


今日は自分の考えた予定プラス、昨日いろいろ教えてもらっていいと思ったところから、予定を組み直しました。高山社跡→高崎城、鶏めし→箕輪城→前橋駅→居酒屋わいわい酒場gooで回りました。


高山社跡は、9時オープンだったので、めずらしくゆったりとした朝になりました。むしろ、早く出たいなって思うほどに…。向こうは山道ということも考えて、のんびり行くとして7時半には出たのですが、やっぱりそれでも時間が余ってしまい、高山社跡の情報館を少しブラブラ。見ていると中からお店の人が出てきてくれ、世間話をしたり、高山社跡などの詳しい説明をしてくれたりし、気づけば1時間ほど。お茶とパン、赤飯まで頂いて、とても親切にしてくれました。ありがとうございます。

詳しい説明があってからの実際に見学だったので、これがさっきのか!って感じで、より楽しめました。高山社跡にいたガイドの人からも、歴史を絡ませながら話してくれたので、おもしろかったです。


移動していて、飲み物の調達のためにコンビニによっていると、話しかけてくれることも多くありました。どこに行くか伝えると、ルートやら坂道のことやらたくさん教えてくれたので、あまり苦労なく移動することができました。


高崎城は、群馬の人からあんま何もないということを聞いていたのですが、自分のイメージが三ツ木城だったので、そのおかげもあってか、ぜんぜん見どころあるって印象になりました。


鶏めしは、お弁当だったので、早めに買っておいてお腹すいたら食べようって思い、正解でした。お腹もすいて、ちょっと休憩がてらに食べておいしかったです。


箕輪城は、途中までの道のりは、平坦がほとんどで余裕でしたが、途中からわけわからないほど風が強くて、しかも最後の方はずっと坂道だったので、ぜんぜん進まなくてすごい疲れました。昨日は観光メインだったので60km走らずで、慣れもあって太ももの調子が良かったのに、吹き荒れた風のせいでパンパン…。群馬の風の強さ舐めてました…。


風が強くて煽られる中、なんとか前橋駅に到着しました。その道中、おもしろい風景を見つけて撮ったのですが、パノラマの画像は載せられないので、こんな形で。はじめて見た時のイメージってのがあると思うので、あえて書きませんが、この自分のイメージが伝わるかもわからないし、むしろ人によっていろんな見方があっていいと思いますし、逆に違うイメージも聞いてみたい。

やっぱりそろそろお酒が飲みたく、居酒屋に行くことにしました。調べていたら「わいわい酒場 goo」というとこが気になり、向かいました。初めてのお店だから緊張もありましたが、雰囲気もよく、料理もおいしく、店員さんも優しくて…。自転車の荷物を下ろすために入店に時間がかかっていると気を使って持ってくれたり、日本一周をしていることを話すと興味を持ってくれて、群馬や次に行く栃木の名物名産ルートを調べてくれたり、今日の泊まるとこまで考えてくれました。客層も、いい人が多くて、いつかまた来店したいです。興味を持った方は是非!

てか寝る場所を、提供してくれて、それが雨風だけでなく人も来ない場所で感謝しかないです。ありがとうございます。


ここ一週間自転車での旅をしていて、自転車は車道を走れってなりましたが、 やっぱり納得がいかない。それをする前に、国はすることがあるのではないの?と。車道や歩道の広さ、道の凸凹や段差をどうにかしてから言ってほしい。そうしたら、誤って人を引っ掛ける心配もなくなるし、安全面的にも大半の人は喜んで車道側を走ると思います。それなのに、こういうルールに変わったから今度からこうしなさい!なんて言われても傲慢としか思えないです。



最近横になったら死ぬように寝てました。出発して。久しぶりに、急にこんなに体を動かすようになって、疲れが溜まってるのかな?そろそろ1日ゆっくりする日も作ろうかな。

出会い

夜から雨が降るということで、早めに群馬に入れるようにしました。なので、鉢形城→猪俣小平六の墓へ行ったら、早めに群馬に入るために移動していきました。


鉢形城は、土塁やお堀が広範囲で、ちゃんと残っていて、見るところが多かったです。迷いそうになるくらいに。1時間くらいでパパっと!とか思っていたのですが、全体の地図を見ながら、これはここかな?とかいろいろ考えながら観光しているうちに楽しくなり、急ぎつつもつい時間をかけて見てしまいました。それでももう一回来たいなって思いました。詳しい人に教えてもらいながらか、2回くらい来なきゃ本当の楽しみを見い出せないかもしれません。土塁やお堀とかはバッチリ残っているから、今度は、敵になった気持ちで攻めながら攻略するのも楽しそう。時期によっても草花や虫など季節折々で風景や感じ方も変わるから何回来ても楽しいかもなって感じました。

もう一回歴史を知ってから来ようかな…!

↑馬出の土塁と木橋

↑四脚門と石積み土塁

※地図と場所とを照らし合わせながらだったので、間違ってたらすみません…。


↑荒川

↑深沢川

※2つの川をうまく使い、天然の要害をなしていました。本当はだいぶ高さがあるのですが、写真がうまく撮れず、低く感じますね…。


猪俣小平六の墓は、群馬へ向かう途中に看板を見て、あることがわかりました。正直、誰だかわかりませんでした。でもこういうのをきっかけで知ることができるのもいいのかなって。ちょっとした寄り道でした。


そしてようやく群馬県へ!と思ったのですが、県境看板が見当たりません。神流川の橋を渡って、『藤岡市/神川町』というのはあったのですが、看板は埼玉のだけ…。最初は全然違うことを考えながら走っていたので、しまった、見過ごした!って思ったのですが、そうではなくでした。悔しくて2往復くらいしたのですがやはりなく、渡りきったあとにあるのかと思いキョロキョロしましたがなく…。

この看板の裏に…

ないんです。あれ?って感じ。

辺りを見て、一番それっぽいのはこれくらいだったので、これで妥協です(笑)誰か場所を知ってる方教えてください(笑)


でも、看板がないないと探したり止まっているおかげで、素敵な出会いに巡り合うことができました。自転車に乗ったおじさんに出会いました。なんで日本一周をしようかと思ったのか聞かれたので話していくと感心してくれて、その方はガンを患って、今できることの、例えば自転車に乗れるということの、嬉しさを感じるって。元気をもらいましたって。いやいや、こっちの方が元気をもらいました。早く元気になるといいですね。お大事になさってください。見た目はとっても元気そうだったけど、見た目じゃわからないですね。


群馬についてから鼻血が止まらず、ちょっと一休みと思って道の駅にいたのですが、たくさんの人が話しかけてくれて、それがまたためになる話ばかりでした。


その中から抜粋して…

・健康でいられることが一番幸せ。

いろいろ苦労話も聞かせてくれ、経験して出た言葉なんだろうなと。でも本当に、単純で当たり前のことが本当は一番いいのかもしれませんね。でも当たり前として生活しすぎて見失いがちになってしまうので、心に留めるいいきっかけになりました。


・人生は予定通りにいかない。だから、やってみたいことをやればいい。いろんなことに目を凝らして、いろんなことに興味を持って、体にも脳にも刺激をたくさん与えて、人生を過ごす。

この方は車で国指定文化財や重要文化財を車で巡る旅をずっとしているそうです。60歳を超えてから急に走って登山るようになったってのには驚きました。パワフルで行動力があるなぁと。


・辛い思いはした方がいいよ。あの時に比べればって活力になるから。

聴いた瞬間、若いうちに苦労しとけって言葉とつながりました。この方も昔、古い型のカタナで本州一周を1週間くらいでしたそうです。



そして次の日は群馬を観光するので、道の駅で、仕事の時間まで一緒に座っていろいろ詳しく、ここの道は〜とかたくさん教えてくれたのを参考にしながら楽しみたいと思います。